技術開発
M.H
岐阜プラスチック工業(株)開発本部 技術開発グループ 技術開発第1チーム
2014年入社 工学部知能デザイン工学科
私は、「製品の開発に携わりたい」という思いで就職活動を行っていました。そんな中、合同会社説明会でTECCELLの存在を知り、興味を持ちました。TECCELLはその汎用性から様々な分野、用途で使われています。何か一つの分野、用途に縛られることなく、幅広く開発が行っていけるところに魅力を感じました。製品化して日も浅く、これからまだまだ伸び代が十分にある製品だと感じ、将来、自分がその先頭に立って開発を進めていきたいと思い入社を決めました。
入社1、2年目はTECCELLの曲げ、圧縮、剥離試験等の基礎物性評価や構造解析を主に行ってきました。また、公的試験場へ行き、衝撃試験や音響測定など社内にはない設備を借り、試験を行うこともありました。2年目になると、試験の計画から実施、データ処理、報告書作成まで一通り一人で出来るようになりました。3年目からは、基礎物性評価、構造解析に加え、TECCELLへの孔開け加工検証や騒音測定などの音響関係に携わることが多くなってきました。「TECCELLの新たな性能を開発すること」が私の役割だと思っています。
TECCELLは物流、自動車、建材等の様々な分野で検討されています。その為、毎日が新しいことの連続です。案件によっては基本的な物性試験だけでなく、より実使用に近い試験が出来るよう一から試験方法、条件等を考えることもあります。その為、様々な分野の幅広い知識が必要となります。いろいろな事に触れる機会が多いので、刺激を受け、日々成長を実感出来ます。
開発初期段階の製品では、手作業で試作品を作ることがあります。単純作業が続き、根気が必要になる場面もあります。また、同時に他の案件も進めていかなくてはならないので、作業の効率化を常に意識し、しっかりとスケジュール管理をして業務を行っています。
TECCELLの吸音性能に係わる案件で、TECCELLへの孔を手作業で空けたことが一番印象に残っています。孔の数が多く、作業が長時間続いたのですが、チームのメンバーに応援してもらい、何とか作り上げることが出来ました。また、その試作品で音響測定をした時、狙い通りの結果ですごく達成感を感じたことが印象に残っています。
自分が発明した技術で特許を取得することです。当社は、平成27年に特許功労賞の特許長官表彰を受賞するなど、知的財産関係にも力を入れています。毎年多くの特許出願を行っており、私が働く部署内にも自分が発明したものが特許になっているという方がたくさんいます。特許になりうる技術を開発することは簡単なことではないですが、常に新しいことに目を向け、柔軟な発想を持ち、業務を行っていくことを心掛けています。
優しい人が多く、業務でわからない事や困った事があれば、丁寧に教えてもらえる温かい職場だと思います。普段から何かと気にかけてもらえるので、安心して仕事が出来ます。また、自分が何かミスした時でも、的確に指導して頂けるので、次はミスしないように気を付けようと素直に思える環境だと思います。
08:30 | 出社、メールチェック、予定の確認 |
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09:00 | 試験片作製、試験準備 |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 各種試験 |
16:00 | データ処理、報告書作成 |
19:00 | 退社 |
夏には友人と川でバーベキューをしたり、冬には奥美濃のゲレンデへスノーボードをしに行ったり、アクティブに休日を過ごすことが多いです。開発本部にはスキー、スノーボードをする人が多く、一緒に滑りに行くこともあります。