RISU Group Environment リスグループの環境への取組み

Reduce(使用量削減)の取組み
デザイン設計の段階からエココンセプション(環境配慮設計)の考え方で、環境に配慮した製品の開発や普及・推進等に積極的に取り組んでいます。

Reduce <トレーのロースタック化>
トレーをロースタック化することで、運搬時の軽量化や省スペース化に繋げることができ、CO2削減に貢献します。
Renewable <パレットの軽量化>
補強材を一体成形することで、パレットの高強度化を実現します。また、軽量化にもつながり、材料の使用量削減に繋がります。

Reduce <組立てやすい・折りたたみやすい>
日本通運様と共同開発した「プロテクトBOX」は、お客様の輸送効率、輸送品質、コスト削減、環境貢献に繋がっています。
軽量で強固なハニカムコア材「テクセル」を使用していることから、商品をしっかり保護。
「組立て」も「折りたたみ」も容易で、余分な梱包材や緩衝材も不要なため、廃棄物の発生も削減できるエココンセプト物流資材です。

<組立て手順>

Reduce <茶殻配合軽量パネルを伊藤園様と共同開発>
石油資源の削減や二酸化炭素の排出削減に貢献
「テクセル」は軽量・高剛性を特長とする樹脂製ハニカムパネルです。このテクセルに伊藤園様の「茶殻リサイクルシステム」を活用し「茶殻配合軽量パネル」を開発。表面層に薄いアルミ材を接着したアルミ複合板とし、伊藤園様の営業車両の架台に使用されました。

●非鉄金属の代替原料として、営業車両の架台部分(スライドドアやバックドア,床材)に使用することで、従来車両と比較して最大110kgの軽量化に成功
●従来のスライドドアやバックドアと比較して約1/3の力で扉の開閉が可能
●伊藤園様営業車両全台に展開した場合、石油資源(経由)を約750kl削減でき、それに伴う二酸化炭素排出量を約1,930t削減可能
Reduce <LIMEX(ライメックス)+テクセル> TECCELLのラインナップ拡充
石灰石を主原料とする(株)TBM様の「LIMEX Pellet(ライメックスペレット)」を、PPを主原料とする樹脂製ハニカムパネル「TECCELL(テクセル)」に配合。
「TECCELL」はポリプロピレンを主原料としていますが、TBMの「LIMEX」は炭酸カルシウム等の無機物を50%以上含んでいるため、LIMEX製TECCELLは環境性能に優れ、強度面においても向上いたします。


LIMEXとは
LIMEXは、炭酸カルシウム等の無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源等、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。
すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40ヵ国以上で特許を取得、COPやG20等の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。