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2024年12月25日
ニュースリリース 岐阜プラスチック工業 物流産業資材
グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰にて 国土交通大臣表彰を共同受賞
~異業種連携による持続可能な物流体制の構築とCO2排出量削減~
当社(代表取締役社長:大松栄太)は、鈴与株式会社(代表取締役社長:鈴木健一郎)、アース製薬株式会社(代表取締役社長CEO:川端克宜)、大塚倉庫株式会社(代表取締役社長:濵長一彦)、加藤産業株式会社(代表取締役社長執行役員:加藤和弥)、株式会社久原本家グループ本社(代表取締役社長:河邉哲司)、株式会社J-オイルミルズ(代表取締役社長執行役員CEO:佐藤達也)、太陽化学株式会社(代表取締役社長:山崎長宏)、株式会社Mizkan Logitec(代表取締役社長:古澤朗)、ライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員:竹森征之)、株式会社ロジパルエクスプレス(代表取締役社長:山本泰治)の10社(五十音順・岐阜プラスチック工業含めて計11社)とともに、12月23日(月)、砂防会館(東京都千代田区)にて開催された「令和6年度 グリーン物流パートナーシップ会議 物流パートナーシップ優良事業者表彰」にて、最高位となる国土交通大臣表彰を共同受賞しました。
物流業界では、乗務員の労働時間規制強化(2024年問題)や環境負荷軽減が喫緊の課題です。本取り組みは、日用品、飲料、食品、素材、玩具などの異業種複数社と物流事業者が連携して、輸送モジュール化と混載輸送に取り組んだ【ケースA】、食品配送の効率化に取り組んだ【ケースB】(詳細は後述する「■受賞案件 概要」に記載)において、効率的な輸送方法を考案し、輸送車両や労働時間の削減、CO2排出量の大幅な削減を実現致しました。この取り組みが「持続可能な物流モデル」として高く評価され、受賞に至りました。
当社は、物流資材メーカーとして、輸送モジュールと混載輸送に取り組んだ【ケースA】に参画し、トラックにに二段積みできる、最適な治具(スリーブボックス)を提供したことで、車両台数を削減、輸送効率向上の実現に貢献致しました。
今後も着荷主、発荷主、物流事業者様と連携し、物流資材を通して輸送効率向上を実現させ、「持続可能な物流」を提供して参ります。

(前列左から)
岐阜プラスチック工業株式会社(代表取締役社長:大松栄太)、大塚倉庫株式会社(常務取締役ロジスティクス本部長:溝内順一)、鈴与株式会社(取締役:松山典正)、国土交通大臣:中野洋昌、アース製薬株式会社(上席執行役員グローバルSCM本部本部長CSCO:山下健吾)、加藤産業株式会社(取締役常務執行役員 ロジスティクス本部長兼物流事業担当:日比啓介)
(後列左から)
株式会社Mizkan Logitec(取締役:安居浩司)、太陽化学株式会社(執行役員コーポレート本部長:山崎長俊)、株式会社久原本家グループ本社(常務取締役:浅井宏円)、株式会社J-オイルミルズ(執行役員 SCM担当:畑谷一美)、株式会社ロジパルエクスプレス(執行役員事業本部第2統括部ゼネラルマネージャー:石井貴志)、ライオン株式会社(執行役員サプライチェーン企画本部長:南川圭)
■受賞案件 概要
ケース A-1:フェリーを活用した混載運送

<参画企業>
アース製薬、大塚倉庫、岐阜プラスチック工業、久原本家グループ本社、ライオン、鈴与
<内 容>
九州~関東間の輸送で、複数企業がフェリーを活用して製品を混載輸送。パレットサイズや積み付け方法を標準化し、段積み用治具で2段積みを可能にすることで、車両台数を削減しました。また、出荷スケジュールの調整により安定的な運行を実現しました。
<成 果>
・CO2削減・・・年間31.2トン(19.0%削減)
・ドライバー拘束時間削減・・・年間250時間(15.4%削減)
・車両台数削減・・・年間39台(28.9%削減)
※1 メーカーAは本取り組みには参加していますが、受賞対象には含まれていません。
ケース A-2 : 陸送での混載輸送

<参画企業>
岐阜プラスチック工業、J-オイルミルズ、太陽化学、ロジパルエクスプレス、鈴与
<内 容>
中部~関東間の輸送で、ケースA-1と同様に荷物の段積み用治具を導入。パレットサイズや積み付け方法を標準化し、輸送効率を向上。出荷スケジュールを調整して定期往復輸送を実現しました。
<成 果>
・CO2削減・・・ 年間46.3トン(23.2%削減)
・ドライバー拘束時間削減・・・年間688時間(17.6%削減)
・車両台数削減・・・年間171台(31.7%削減)
※2 メーカーBは本取り組みには参加していますが、受賞対象には含まれていません。

※3 スリーブボックス…岐阜プラスチック工業株式会社が制作したパレット段積み用の治具
ケースB:食品配送の効率化

<参画企業>
加藤産業、久原本家グループ本社、Mizkan、Logitech、鈴与
<内 容>
神奈川県厚木市に食品専用の物流拠点(DC)を設置し、各荷主企業からの物流拠点(DC)までの幹線輸送の効率化と、複数の食品メーカーによる共同配送を開始。食品専用車両を活用し、効率的な輸送を実現。事前出荷通知(ASN)(※)により、納品作業を効率化し、ドライバーの拘束時間削減に貢献しました。
<成 果>
・CO2削減・・・年間538.1トン(37.8%削減)
・ドライバー拘束時間削減・・・年間10,916時間(27.9%削減)
・車両台数削減・・・年間1,392台(26.9%削減)
※事前出荷通知…納入業者から物流センターに事前に「発注番号」、「入庫数量」「賞味期限」などの情報が通知される。物流センターでは商品が入庫する前に、検収予定の商品の把握が可能となるため、検品が簡略化され、物流センターでの作業軽減に繋がる。
■本事業全体の効果
・Co2削減:年間615.6トン(34.4%削減)
・ドライバー拘束時間削減:年間11,854時間(26.5%削減)
・車両台数削減:年間1602台(27.3%削減)
【ご参考】国土交通省「令和6年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者」ホームページ
https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000845.html