1953年 創業時
未知の新素材に懸ける
戦後まもない1953年(昭和28)4月、岐阜プラスチック工業はいまだ空襲の爪痕が残る岐阜市で誕生。
創業者は、大松幸栄という28歳の若者です。
1953年 創業時
創業者 大松幸栄
岐阜プラスチック工業の創業者 大松幸栄は、戦後まもない混乱期の日本で、まだ世間に知られていないプラスチックという材質に着目。海外で進みつつある材料革命の一端を目にして、これからの時代に伸びていく技術だと確信し、勤めていた繊維会社をやめ、意を決してプラスチック製造の道に進んだ。これが岐阜プラスチック工業に息づく「挑戦」の第一歩でった。
1953年 創業時
成型機第1号
資金ほぼゼロ、信用ゼロ、面識ゼロという全くのゼロからの創業の中、購入したプラスチック成形機は日本製の試作機だった。
当時の価格で約100万円、現在の価格に換算すると約600万円。外国製の機械を手本にしたもっと高価なものもあったが、当時の資金力では精一杯の機械だった。
1953年6月に導入されたこの第一号の縦型成型機は、グループの挑戦をしてきた歴史の象徴。今も岐阜県各務原市にある本社工場内の事務所に展示されている。
1953年 創業時
リスのブランド
1957年、当社の製品であることを明確にし、製品のイメージアップのためにも商標を設定した。いくつかの動物名が挙げられたが、リスのように製品が誰からも愛されるようにという願いと、リスが冬に備えて夏の間に食物を蓄える働き者であることが理由に「リス」が選ばれた。
当時は動物のリスをあしらったマークで 営業マンが取引先に顔を出すと「リスさんのプラスチック」と呼ばれリスブランドは定着していった。
そして、1989年に創業35年を迎え、ブランドマークを刷新した。赤をメインカラーにして、「R」が上に伸びる太い線は、自由と創造性を象徴したイメージで、白抜きのRはグループ全体の拡がりを表している。未来に向かって飛躍を続ける「RISU」のイメージを大胆に表現した。
時代をつくった製品
プラスケット
水産業や農業では、当たり前の存在となり、今や風景の一部となっているのが1964年に発売した「プラスケット」。
一番、最初に開発された品番は№800は当時の仕様のまま現在も生産を続けている長寿製品であり、プラスチックとバスケットを合体させた製品名は今でも通称として使われている。
また、当時はプラスケットの上を4トントラックでひいても原型に戻るデモンストレーションを行い頑丈さをPRした。当時の製品としての完成度の高さをうかがえる。
時代をつくった製品
時代をつくった製品
塩ビ管継手
1960年代に入り、日用品部門の業界シェア争いが激化した中で、安定的な新たな事業として硬質ポリ塩化ビニル管に注目したが、塩ビ管の製造は大型の押し出し機が必要である為、当社は塩ビ管を繋ぐ継手の専門メーカーを目指す事とした。
塩ビ管継手には百種類以上の製品があり、それらの金型をパイプメーカー各社が持つことは不合理と考え、大手パイプメーカーに対して当社で纏めて生産する事を提案。そして、1963年パイプメーカーと生産契約を締結を経て、フル稼働にて生産販売を開始した。
結果、塩ビ管用継手については給水用・排水用・下水継手など様々な用途の製品を開発・生産し、当社グループにとって歴史のある製品の一つとなった。
1971年~1988年
リス興業
1971年4月 岐阜プラスチック工業の分社第一号として、リス興業を設立。土木建築関係の業界を対象とする塩ビ管継手や各種建材、土木資材の営業部門としてスタート。塩ビ管継手はリス興業設立後、水道用給水継手や排水用、薄肉の排水管、下水管など様々な用途の継手や汚水マスなどの開発にも繋がり、お客様に密着した営業と製品開発が進んだ。
1971年~1988年
リス
1985年、日用品の販売、企画部門を独立させたリス(株)を設立。
消費者ニーズの多様化に合わせ、長期的、短期的な視野から、より価値の高い独自製品を企画、開発する体制を整えた。
なお、無印良品の共同開発もリスの共同開発部門が担当し、デザインから生産まで統一された無印良品の売り上げ拡大に貢献することができた。その後、2005年にリスジョイントプロダクツ(株)を設立し、共同開発部門の企画力向上を図った。
1989年~2002年
環境の変化に対応する製品
バブル経済とその後の大不況、そして急速なIT化やグローバル化といった大きな環境変化にも迅速にそして的確に対応していく。
リサイクル素材やユニバーサルデザインを取り入れた製品開発にもいち早く着手、幅広い分野で多くの果実を実らせていく。
1989年~2002年
折りたたみコンテナーの開発・普及
産業資材は水産業や農業といった一次産業用コンテナにはじまり、その後、自動車産業や機械産業など二次産業に拡大していった。大型や自動車部品用の他、導電性や積み上げ可能なコンテナー、そして、脱段ボールに向けて、繰り返し使用できる2色コンテナーや折りたたみコンテナーなどを開発した。これらは現代においてもあらゆる産業で活用されている輸送効率を追求した製品であり、特に「折りたたみコンテナー」は誰でも簡単に組み立てでき、折りたたんだ際は4分の1のサイズになるなど、当時としては画期的な商品であり、流通合理化の要望を満たし、作業の合理化に大きな役割を果たした。
1989年~2002年
パレット市場への参入とリサイクル技術の確立
従来木製のパレットが主流であった分野においても、耐久性や衛生性、機械特性などによりプラスチック製にシフトしていくなかで、1990年、岐阜プラスチック工業も大型の射出成型機を導入し生産を開始。
更に1993年には再生材を100%利用したパレットの開発にも成功し、現在のリサイクルパレット拡充の基礎を築き、業界に黒色のパレットを普及させた。
1989年~2002年
感染性廃棄物処理に貢献する医療ペールの開発
医療機関で使用したガーゼや包帯、注射針、手術着といった感染性医療廃棄物は、感染防止の観点により密閉容器に入れて回収し、容器ごと焼却処分することが義務付けられたこを受け、岐阜プラスチック工業も本体と蓋の密閉性が高い医療ペールを開発し1990年に発売をした。医療廃棄物の不法投棄は大きな社会問題であり、国や地方自治体が規制に力を入れて罰則を強化したため、医療ペールの需要は急速に拡大した。現在においては、従来の燃焼するために用いられたポリプロピレンに、ポリカーボネート材を混合することで耐熱温度を高め、滅菌処理によって容器を繰り返し使用できる容器を開発し、容器循環型の感染性廃棄物処理システムに貢献してる。
1989年~2002年
環境問題に対する食品包装容器
冷蔵庫やクーラーの冷媒として使用されているフロンガスがオゾン層を破壊するおそれがあるとの論文が1985年に発表された。これを受け1989年、従来シート成形の際に使用する発泡剤をフロンガスからブタンガスに切り替えた。
また、従来、透明容器カップに使用する素材はポリ塩化ビニルが業界の主流となっていたが、ポリ塩化ビニルの使用が社会問題となったことを受け、リスパックでは、いち早く、環境負荷の少ない安全な素材としてA-PET樹脂に切り替えた。A-PET樹脂は燃焼時のカロリーが低く、二酸化炭素の発生量が紙と同じくらい少ない。など環境適正に優れた素材。切り替えには様々な問題が山積していたが、技術の応用や成型機や素材などの改良を繰り返し行うことで販売に至り、現在は透明容器のリスパックとして業界をリードしている。
1989年~2002年
リサイクルに役立つ分類ゴミ容器の開発
1990年代に入るとゴミ問題が深刻化し、リサイクル意識の高まりによって各自治体でゴミの分別収集が始まる。リス(株)においても、1993年に横型で2分類できるゴミ容器を発売し、これを皮切りにキッチンで使用する分類ペタルペールの開発をした。その後も3分類や横型や省スペース向けの縦型など設置場所ごとに対応するアイテムをシリーズ化するなど各ホームセンターの売れ筋商品を発売した。現在もゴミ容器のリスとして幅広いラインナップを揃えライフスタイルの変化に対応している。
1989年~2002年
日用品のユニバーサルデザイン
老若男女だれもが使いやすいデザインの考え方を取り入れた日用品の開発を進めた。
1999年に発売した浴用品ラスレヴィーヌはユニバーサル=universalをうしろからつづったものである。製品サイズや容量を見直し、座ったときの腰への負担軽減、体の洗いやすさやお湯のすくいやすい湯桶などにこだわり発売した。
2000年代からユニバーサルデザインがリス株式会社の製品コンセプトとなり多くの人にやさしい製品が生まれた。
1989年~2002年
環境分野に進出する建設資材
1992年、リス興業では、不要となったプラスチックのリサイクルを推進するために、景観製品であるプラスチック製擬木の開発。100%リサイクル原料を使用し、品質の安定化と徹底したコスト削減により環境負荷対応製品として市場に認知され、これを「プラウッド」と名付けた。
その後、独自の成形技術を生かし、類似分野の簡易ステップやプランターなども開発。プラスチック製擬木のメーカーとして知名度を高め、現在も官公庁の公共工事を中心とした公園、遊歩道、災害避難路、土留めなどに多く採用されている。
2003年~2012年
時代の変化をとらえ未来を見つめる
地球規模での環境問題がクローズアップされ始め、いち早く環境対応型の製品開発へ乗り出すほか、
時代の変化をとらえ新たな事業へ乗り出した。
その他のTopics

■岐阜駅前活性化に貢献
岐阜市の表玄関、JR岐阜駅前に2005年、リスのプラスチックグループの本社が入居する「大岐阜ビル」が完成。周辺も巻き込んだ市街地再開発事業の第1号として建設を進め、ビルの屋上に庭園を設置する他、西側壁面には植物を植えて壁全体を緑化し景観に癒しの演出と壁面の温度上昇を緩和。この取り組みが評価され、都市緑化技術開発機構主催のコンクールにおいて環境大臣賞を受賞。
2003年~2012年
医療分野への本格的な参入
医療分野への本格的な参入を図るため、2005年に透析用血液回路に使用するエアフィルターを販売を開始した。続いて2009年には大手医療機器メーカーからの透析用医療機器用キャップの受注にも成功。医療機器の精密な製品にもリスの高い技術力が生かされている。
2003年~2012年
東栄管機の子会社化
2011年に東栄管機の株式を取得し、子会社化をした。
東栄管機は塩ビ管用の継手専業メーカーであり、リス興業継手販売部門の取引先でもあった。
リス興業がパイプメーカーからの委託生産を主力としているのに対して、東栄管機は全国12箇所の支店・営業所に自社ブランド品の製品ストックをもち、営業面においては、即納体制の充実ときめ細かなサ-ビスを特徴としている。
生産工場も岐阜県関市にあり、当社の本社工場からも近い事や、販売面での競合先も少ない事、経営内容にも問題無かったことにより話が進んだ。
子会社化した後はリス興業の継手の販売部門を東栄管機に移管することで、相乗効果を生み販売量の大幅なアップ、そして継手事業の活性化に繋がった。
2003年~2012年
日本初バイオプラスチック食品包装容器導入
植物由来のプラスチックは、原料が植物であり、空気中のCO2を増加させず、大切な石油資源が節約できる環境に優しいプラスチック。1990年代から植物由来樹脂が環境保護に貢献する素材と注目を浴びる中、リスパックは2003年3月、日本で初めて植物から生成されるポリ乳酸樹脂による食品包装容器をテスト販売をした。2005年にはポリオレフィン等衛生協議会でポリ乳酸製真空成形品第一号の認定を受け、同年に開催された愛・地球博の公式容器としても採用されたのを機に植物由来のプラスチック食品包装容器の生産販売を本格的に開始。
これを契機に、グループの他分野でもバイオプラスチック製品の導入進めた。
2003年~2012年
環境と安全への配慮を図る食品包装容器
消費者の安全や品質に対する要望が大きくなるとともに、リスパックは「容器も食品の一部である」との考え方を方針とし、以下の3項目からなる「安全・安心 サスティナブル宣言」を発表した。
(1)安全・安心が立証された原料のみの使用
(2)安全・安心な生産体制
(3)新たなビジネスモデル創造によるバイオ製品の開発と「サスティナブル社会の実現」
この宣言はバイオパッケージング化を推進し、未来の子どもたちのために安全・安心で豊かな食生活の提供につなげていくための重要な基本方針としての役割を果たしている。
2003年~2012年
ハニカム構造体テクセルの開発
環境配慮型企業としての新しいモノづくりへの挑戦という方針に基づき「世界最軽量の樹脂または構造体」を探し、伊藤忠商事株式会社の協力により見つかったのがベルギーのルーベンカトリック大学で開発された「熱可塑性樹脂の連続成形技術によるハニカム構造体」。
ハニカム構造体とはハチの巣状の六角形のセルの集合体をサンドイッチ状に挟んだ中空構造体。単位重量あたりの強度はあらゆる構造体の中でも最高であるため、軽量化による環境貢献素材といえる。
2006年に大学のスピンオフで設立されたエコンコア社と契約を結び、商業生産に向けて取り組み、当社での設備開発およびノウハウの蓄積をしていくことで、世界で初めてこの量産化の実現。同時に素材としての高い完成度から、社会的諸問題を解決する先進技術として各業界から暑い視線を投げかけられ、多くの共同開発を進められている。
2003年~2012年
ゲリラ豪雨による河川氾濫抑制製品開発
2007年、局地的な豪雨や都市化に伴う水害リスクが増大する中、河川への雨水流出抑制に貢献する雨水貯留浸透槽「リスレインスタジアム」を開発。
従来はコンクリート槽が主流の中、軽量で施工性の良いプラスチック槽が注目され始めたこと受け、大型射出成型加工メーカーとしての強みを活かし、高品質・作業の効率化・コスト低減を実現させた利便性の高い貯留槽を製品化。
また、リサイクル材を使用し環境負荷軽減にも貢献することも評価され、年々、公共・民間工事、共に採用が増加し、業界での地位を確立している。
今後も気候変動による局地的な豪雨が増え続ける中、需要拡大が見込まれる。
2013年~
市場に支持される製品を生み出す
人々の利便性の提供と地球環境への貢献の両立をはかり、社会に貢献できる企業であり続けるために、
各事業分野で様々な製品の開発に取り組む。
その他のTopics

■TECCELL ものづくり大賞 経済産業大臣賞受賞
世界で初めて量産化に成功したTECCELLの量産技術と商品開発が評価され、2015年「第6回ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門において、「経済産業大臣賞」を受賞。TECCELLが、幅広い分野での活用されることが見込まれ評価された。

■知財功労賞 特許庁長官表彰受賞
2015年 知的財産権制度の発展に貢献したとして、経済産業省などの知財功労賞で特許庁長官表彰を受賞。知的財産の保護や活用に積極的な姿勢が評価された。

■地域未来牽引企業に選定
2018年 岐阜プラスチック工業とリスパックが、地域経済を牽引することが期待される「地域未来牽引企業」に 経済産業省から選定された。

■橋爪運輸 子会社化
2019年 厳しい物流クライシスに対応し、保有する配送ノウハウにより、きめ細かい配送を実現するために、関東一円で運輸業を展開している橋爪運輸を子会社化した。
2013年~
日用品、スポーツ、物流分野でバイオプラ製品拡大
グループの「バイオマスプラスチック活用によるCO2排出量抑制」の取り組みは、業界に先駆け実施している。
食品包装容器を皮切りにし、日用品分野ではペール、スポーツ資材分野ではプール資材、更にはパレットやコンテナー、キャリーなどの物流資材にも展開。
石油資源以外の再生可能エネルギー活用の期待が高まっている現代において、植物由来プラスチック製品の実用化が急務と捉え。業界のトップランナーとして1990年後半より研究及び技術開発を進め、近年は行政機関、材料メーカー、設備メーカーと共に製品化と普及活動を行ってきた。他社に先駆けた製品化は、その成果であり、これからも他分野におけるバイオ化に力を注いでいる。
2013年~
労働環境改善につながる防音パネル「テクセルSAINT」を開発
ハニカムコア材のTECCELLの表面に小さな孔を設けることで、優れた吸音効果を発揮することを発見。2017年、防音パネル「テクセルSAINT」として発売を開始。発売開始以来「機械の音でうるさい工場内の労働環境を改善したい。」という企業や、近隣住民からの騒音の苦情に悩んでいる企業からの問合せが多く、4年で600例以上の騒音問題を解決し、環境改善に貢献した。
また、TECCELLの素材が持つ軽くて強い特長もあいまって、宇宙航空研究開発機構(JAXA)および株式会社IHIとのジェットエンジン内の吸音パネルの共同開発にも採用されている。健康経営という考え方が広がる中で、作業者にとって大きな負担となる工場内の騒音対策は、人手不足に悩まされている日本の製造業にとって重要な対策である。テクセルSAINTは人にやさしい製品であるため、これからも需要の高まりを見せている。
2013年~
最高峰のレーンマーカー開発
2017年「競技用レーンマーカーRL-150T」を開発。
東京アクアティクスセンターへの導入が決定した同商品は、東京オリンピック競泳会場への導入を目標に2016年から開発に着手。
”アスリートに最高の競技環境を提供する”をコンセプトに、泳ぐと発生する波を消すことに焦点を置いた。
海洋・水理を研究する企業様の見識を取り入れ、消波効果を数値化する自主規格を設定。この規格の下に、研究を重ね「最高水準の消波機能」を搭載した独自の製品形状を開発。
2017年愛媛国体での採用を皮切りに、全国の公認プールで採用が広がっている。
2013年~
「容器」から「食器」へのイノベーション
「オンザテーブル」をコンセプトに「容器」を「食器」へと限りなく近づけた「PureWhite(R)」のイノベーション。
滑らかで潤いのある「白磁」のような白さにこだわった新素材としてホワイトPET「PureWhite(R)ピュアホワイト」を開発した。
食卓に並べても食器と遜色ない見栄えを実現し用途を問わず幅広いメニューに使用できる食品容器として注目され、スーパーマーケットの売場でも「PureWhite(R)」の持つ光沢感や明るさを高く評価され多く店舗で採用されている。
2013年~
食品バイオマスプラ容器の拡大
PLA素材「バイオニュート」を販売以降、様々な用途に適したバイオマスプラ素材の容器を開発。
耐熱性の高い自然由来素材の「PLA-H」と一部植物由来素材の「バイオデリカ」。そして、青果・サラダに広く使われる透明度の高い「バイオカップ」、流通耐熱性のある透明PLAハイブリッド容器「エコア」。寿司・刺身に広く使われる光沢度の高い「バイオHIPS」の6素材(2020年時点)を開発。
2021年でバイオマスプラ素材容器の売上比率は25%以上に拡大。今後も「バイオマスプラ容器のリーディングカンパニー」として循環型社会への実現へ向け更なる拡大を目指す。
2013年~
ロングライフデザイン
時代と共に変化する価値観を超えて、スタンダードであり続けるロングライフデザイン「トランクカーゴ」
1998年から発売を開始した「トランクカーゴ」は、持ち運びしやすい大きなバックルと耐荷重100kgの頑丈さが特徴の収納ボックス。
発売から20年以上経過した現在も、アウトドア・DIY・ガレージ・インテリアなど幅広い用途に使用できる万能収納ボックスとして生産・販売を続けている。
「トランクカーゴ」の無骨ながらシンプルで使い勝手の良いデザインは、暮らしの中で長く使い続けられ、流行に左右されることのない普遍的なデザインとして受け入れられている。
2013年~
施工簡単な二重管継手開発
2011年に水質汚濁防止法が改正され、有害物質を含む水の地下への浸透及び施設の外への流出を防止できる材質及び構造が必要となり、その対策として配管を二重にする必要があった。それに対応した継手として、二つの継手を切断し接着する加工品が主流となっていたが、納期が掛かりコストも高いという問題を解決するために、東栄管機は、加工することなく一体成形可能な形状で製品化した二重管の継手を開発した。
従来品より安価であり、納期、安全性も高めたうえ、施工も簡単なため工期短縮にも貢献。透明製品を主品種として、液の漏えいを目視確認できるため、施設の点検も容易で早期対応も可能な製品として注目されている。