プロダクトデザイン
K.O
リス(株)商品開発チーム
2010年入社 美術学部 生産デザイン学科
私は大学でデザインを勉強していたので、人の生活に役立つモノをデザインする仕事がしたいと思っていました。就職活動中に教授から当社を薦められ、まず会社説明会を受けてみたところ、新技術の開発や環境問題への取り組みの姿勢に好感を持ちました。そこで、会社のことを個人的に調べてみると自分のやりたいと思っていた日用品の商品を色々と作っていることが分かりました。日用品プラスチックメーカーとして歴史が長く、人々の生活に馴染むようなスタンダードなモノ作りの姿勢を商品から感じたので入社を決めました。
入社当時は、仕事を覚えるため特定の担当業務は持たず、上司から指示を受けた仕事を行いながら、商品を開発していくプロセスを覚えて行きました。半年ほど経過してからは1つの担当業務を持ち、設計から商品の発売までに携わり、上司にサポートしてもらいながら商品開発のプロセスを体験しました。2年目からは、キッチン関係の新商品の担当を持ち、コンセプト立案から、形状デザイン、試作、量産へのトライ、パッケージデザインと、業務内容は多岐に渡ります。
自分がモノ作りに関わった商品が実際にお店に並び、一般の方に買ってもらい、使っていただくということはとても嬉しく、責任のある仕事です。自分の仕事がモノとなり商品となっていくため、見る人の評価がそのまま自分への評価となります。そのためプレッシャーを感じますが、その分いい評価をもらえた時の喜びは大きいのでやりがいを感じています。
商品開発の仕事は企画からお店に並べるまで係わるので、色々な部署や取引先との連携をとっていかなければならなりません。そのため、考えの違いや意見の食い違いで苦労することがあります。コミュニケーションには特に気を遣っており、自分の考えに自信を持って発言し、相手の考えに耳を傾け、より良い方法を考えることを意識しています。
初めて担当した商品が完成したときです。自分で形状を考え、設計したものが工場で生産され、商品となって出来上がったモノを見たときはとても興奮したのを覚えています。初めての担当だったので、色々と分からないことやうまくいかないこともあり、試行錯誤を繰り返して作った商品だったので、自分の中では、とても印象に残っています。
今現在のプラスチック用品というのは、市場に溢れています。
その中で売れる商品を作って行くために、市場を読み、どのような商品が必要とされているのかを考え、リスの商品としてのブランド価値を上げていけるようなブランディング、企画、商品開発をしていきたいと思っています。
やりたいと思う仕事があり、しっかりとした考えがあれば、チャレンジする機会を与えてくれる社風だと思います。実際、私もモノの形状などでこだわりたい部分などがあると、考えを意見し、もう一度形状を考え直し、提案する機会を設けてもらったりしています。
08:50 | 出社 メールチェック・1日の予定を確認 |
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09:00 | 同じ案件担当者との打合せ |
10:00 | 担当案件の業務推進(形状デザイン、設計…etc) |
13:00 | モデル製作、機能検証、他部署/取引先との打合せ…etc |
17:00 | 書類作成、依頼書作成…etc |
19:00 | 退社 |
私は東京出身で、現在の職場である岐阜には知り合いや友達がいなかったのですが、同じ寮に住む同期ととても仲が良いので、よく一緒にスポーツ、買い物、観光などをしたりします。また金曜日の仕事が終わると同期のメンバーと近くの銭湯に行き、毎週のように夜遅くまでお酒を飲んだり、遊んだりしています。一人で過ごす時は、工芸品などに興味があるので、和紙や陶器、木工品などを見たり、実際に体験したりしています。岐阜にはこういった伝統工芸がたくさんあり、デザインを考える上でも参考になります。